厳天地墓墓参
厳天地は、明時代末の高級官僚であり、《松弦館琴譜》の編者、虞山琴派の創始者として知られている 墓は、以前上海今虞琴社が整備した さらにこの大会にあわせ小川を渡る橋も、竹を用い風雅に修理された しかし目印もない公路ぞいにあり、案内がなければ見つけにくい
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翁同龢(和)故居
常熟の名族、翁氏の故居を訪ねる 常熟の人々は、科挙(官僚試験)のトップクラス合格者が常熟から多数出ていることを誇りにしている なかでも清時代の翁同龢は状元(トップ合格者) 綵衣堂はその中心 さらに奥の堂の楼上では、虞山書派をになった一つ、翁氏一族の書の展示
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常熟博物館 古琴特別展覧見学
大会参加者自蔵の由緒ある琴と、参加者が自ら作った琴を展示 兪伯孫老の黒漆蛇腹紋の宋琴が美しい 揚州の馬氏の琴(本人大会不参加 琴のみ展示)、揚州楽器厰の琴、蘇州の裴氏の琴、北京の張氏の琴、熊氏の琴など、自制琴もますますレベルがあがっている
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南宋方塔
この右手奥の碑林博物館内の閑静な小庵に虞山琴社の活動場所がある
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この後、希望によって無錫観光と周荘観光の二手に分かれる 周荘の方が希望者が多かった
大形バス、ミニバスなどを連ね周荘へ
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周荘観光
おくれて有名になった同里や西塘と共に江南の水郷の鎮(町)として名高い 倉敷のような趣き かなり観光化されている
橋と楼が組合わさった富安橋のたもとの暑い2階で昼の食事 周荘の名物、万三蹄(東坡肉に似た豚足の醤油煮込み) おいしいが正月の料理に季節感のずれ 食後、古い建築を遺す沈庁、張庁と澄虚道院をまわる
沈庁は、沈本仁によって1742年に建てられた 「前庁後堂」(広間と居間)が東西に長い2階造りの木造建築 左右に廻廊があり各庁や堂を細長くつなぐ
張庁は、少し規模は小さいが沈庁と同様な造り 庁の柱などに明時代の住宅の面影を遺す
晴天のこの日、たいへんに暑く、後はまわるのを止め、茶楼の2階から下の細い運河をながめ涼む 台湾式の茶に青米団(草団子)が美味!
周荘の富豪宅にて 沈庁2階の琴室
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