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 中央美術学院 山水画室 太行山写生旅行




9月17日(月) 曇  嶂石巌散策─蛇岩など

今日から毎日、次の時間で食事

07:00早飯
(具のはいっていない饅頭あるいは油条に粥のたぐい、簡単な漬物、ゆで卵1個)
12:00午飯
(上と似た内容 宿舎に戻らないことが多いので、朝、饅頭などを携帯して午飯にした)
18:30晩飯
(具のない饅頭まれに米飯、野菜の皿4品ごくまれに脂肉の少し入った皿、湯)

菜食主義者のような、修業者のような食事

太行山脈は、河北省、山西省の南北にまたがる広大な山脈 宿泊したこの辺は、嶂石巌(しょうせきがん)として知られる景勝地区 午前中は皆で簡単な山歩き
蛇岩 半月湖から岩のパノラマ 08:00宿舎発
09:00一線天への甲門(入口)前で休息 蛇岩を見る 一線天から頂上(1700mほど)へは1日かかるので登らず 崖つたいの側道を廻り
10:00半月湖 小さな塞き止め湖
10:30宿舎着

午後からは、各人、ポイントをさがし写生
劉、李、孔藍などと下った場所にある石造りの老民家を廻る すでに班長が来て老人のすわる民家を写生している 木になっている梨を食べる 以外と甘くおいしい 後でもらって食べた林檎もよいでき
民家と太行山の遠望 畑に上り先に歩いた民家と背後の太行山の遠望を写生
16:30終了 今日の風景画のようなイメージは本意では無いので明日からは、太行山の岩を画くことにする
晩、劉老師の以前の太行山写生の写真を見る
呉、陳の部屋で聊天(むだ話しの意味)

9月18日(火) うす曇  塔の岩の写生 王一明

飯が粗末なので一日あたり5元追加することになる しかし最初の日だけ良くなったが、以降あまり変らなかった 3食付き1泊20元(約300円)では良しとするか
塔のような岩のモチーフ 08:30宿舎発 槐泉寺を遠望した塔のような岩のモチーフを画くことにする 寺の前の畑に入り写生 木立の間を尾長鷄がゆったりと飛ぶ
昼戻り午飯 午後、再び同じ場所で写生
同室になった王一明は、中国東北地区では随一の魯迅美術学院出身、現在北京在住の35歳見当のがっちりした長身、鉄人のような画家。濃墨の積墨でぐいぐいと画く写生は、1点ごとにある完成度がある 今回のメンバーの中でも作品からも画く姿勢からもプロといえる 以降、適切なアドバイスを随時受けることができ、良い人と同室になれた


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9月16日(日) 出発 水墨画の写生ための用具
  17日(月) 嶂石巌散策─蛇岩など    
  18日(火) 塔の岩の写生 王一明    
  19日(水) NEXT→水墨技法─積墨法のし方   
  20日(木) 《淮泉寺記》        
  21日(金) 嶂石巌散策─大王台     
  22日(土) 峰廻路転写生1日目─秦お爺さんと黒   
  23日(日)       2日目─小虫が大発生    
  24日(月)       3日目─嶂石巌路起伏多   
  25日(火)       4日目─嶂石巌の音     
  26日(水)       5日目─蝋燭の明かり、深い闇
  27日(木)       6日目─客人        
  28日(金)       7日目─写生結束      
  29日(土) 懸崖の箱庭─凍凌背     
  30日(日) 帰路            




 北京信息   2001.10.2写 

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