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 奈良時代の彫刻 古典的な人間観の成熟3 天平後期彫刻

唐招提寺の仏像 爛熟した様式
鑑真和上像 753鑑真(-763没) 伝戒のため来日(779淡海三船『唐大和上東征伝』)
 潘仙童、安如宝、軍法力、善聴らの技術者を随行
●鑑真和上像 脱活乾漆 唐招提寺御影堂 6月5-7日開扉
  最古の肖像彫刻 ふっくらとした肉付き
8C後大陸、盛唐以降の爛熟した新様式彫刻群 木彫の新技術 榧の一木造り+背刳り

●唐招提寺金堂 781年頃胡人僧安如宝(にょほう 731-815)造建(『唐招提寺建立縁起』)
[脱活乾漆]
●盧舎那仏坐像   305cm 760-70年代義静 漆部造弟麻呂らの署名
 つりあがる目 厳しい表情 重厚な体 自在に波うつ衣文 千仏光背(現864体)
 揚州興雲寺僧義静造立 東大寺金光明寺物部廣 作からの移転(内藤説)
[木心乾漆] 木心でおよその形+木屎漆
●薬師如来立像   337cm 796年以降 如宝造立、以下同
●千手観音菩薩立像 536cm 天平末-平安初 千手の多くは位置がずれる
  西京藤原仲麻呂の寄進「化人作」千手観音『七大寺日記』(杉山説)
●梵天、●帝釈天  189、188cm 天平末 木彫中心
●四天王      185-189cm 天平末
 ※唐招提寺金堂と彫刻群は2000-2009年にかけ平成大修理
   盧舎那仏右手に数珠玉2個
   須弥壇の甎(敷かわら)が三尊で違う 薬師甎は平安初、盧舎那甎は鎌倉
   須弥壇基壇の土が三尊共通、当初から三尊を計画

唐招提寺講堂(現新宝蔵)の強烈な木彫彫刻群
 肉身、頭部の豊かな盛上がり 目鼻が顔の中央に寄る 部分の強調
 重厚で強烈な存在感 平安初の檀像系の彫刻
伝 薬師如来立像  207cm 榧(かや)一木造(いちぼくづくり)
◎伝 獅子吼菩薩立像 172cm 榧一木造 三目四臂 鹿皮 不空羂索?
◎伝 衆宝王菩薩立像 173cm 榧一木造 三目六臂 鹿皮 不空羂索?
  以上は、羂索堂(藤原清河供養)の本尊として763年頃大陸の工人が作る?
◎伝 持国天、◎伝 多聞天立像      
◎伝 大自在菩薩立像 170cm 榧一木造 日本の工人
◎如来トルソ    154cm 榧一木造 背刳り 翻波式衣紋

他の天平中後期の代表的な乾漆像
8C半●葛井寺 十一面千手観音菩薩坐像 144.2cm 脱活乾漆 1039本の脇手
789年●聖林寺 十一面観音菩薩立像 209cm 木心乾漆 造東大寺司


参考書
水野敬三郎 奈良・京都の古寺めぐりー仏像のみかた 岩波書店 1985年
奈良六大寺大観 唐招提寺 岩波書店 1970-73年(1979年-再刊)
展覧会
唐招提寺展
2005年1月12日(水)〜3月6日(日) 東京国立博物館(終了)
 金堂盧舎那仏坐像の展示!
参考サイト
唐招提寺の名宝


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 日本美術史ノート 奈良時代の彫刻   2002.5写 

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