琴詩書画巣   古琴音楽   中国絵画   詩・書   中国文人の世界   北京信息   パリ信息   リンク  
   中国絵画News | 中国絵画史ノート | 日本美術史ノート | 中国絵画ことのは 胸中の丘壑 | 荊浩筆法記 | 林泉高致 etc.)

 元 黄公望 《寫山水訣》

項目別 黄公望 写山水訣

                      理解の便のため項目をたて原文(下記)を並べ替えてあります(秋月記)

復古
1 近代の画家の多くは、董源・李成の二家を宗としています。しかしこの二家の樹石の筆法は違うので、それを学ぷものはそのことに心を尽くさなければいけません。
  1.近代作畫。多宗董源李成二家。筆法樹石。各不相似。學者當盡心焉。

董源の画
7 董源の土坡の麓には砕石があることが多く、それは建康(南京)の山の勢を描いたものです。董源の石は麻皮皴によっています。土坡の麓はまず向筆(直筆)で辺の「皴」を画き、しかるのち淡墨で深く凹んだ個所を破ってくまどります。著色の方法もこれとかわりませんが、石を著色するには色を重ねて重くします。
  7.董源坡脚下多有碎石。乃畫建康山勢。董石謂之麻皮皴。坡脚先向筆畫邊皴起。然後用淡墨破其深凹處。著色不離乎此。石著色要重。
8 董源の小山石を「礬頭」といいます。山中には雲気があり、これはみな金陵(南京)の山景です。皴法は滲んで軟らか、下に砂地があれば、淡墨を用いて掃きます。畝々と描いてから、さらに淡墨で破ります。
  8.董源小山石。謂之礬頭。山中有雲氣。此皆金陵山景。皴法要滲軟。下有沙地。用淡墨掃。屈曲爲之。再用淡墨破。
25 夏山欲雨の時は、水筆(水を含んだ筆)がいります。山の上に石があり、小塊がその上に堆積しているのを「礬頭」といいます。そこに水筆を用いてぼかしていき、淡い螺青を加えます。これは一般に秀潤な感じをだすのによく、ほどよい所で止めます。
  25.夏山欲雨。要帶水筆。山上有石。小塊堆其上。謂之礬頭。用水筆暈開。加淡螺。又是一般秀潤。畫不過意思而已。

李成郭煕の画
13 皮袋の中に画筆を入れておき、風景のよい所や、樹木が怪異に見える時は、すぐに模写して記憶しておきます。それは際立って生気を発します。高楼に登り、空闊の所に気韻があるのを望み、雲を看ればすぐに山頭の景物とすることができます。李成も郭煕もみなこの法を用いました。郭煕の画の石は雲のようです。古人の「天は図画を開く」とは、このことをいっているのです。
  13.皮袋中置描筆在内。或於好景處。見樹有怪異。便當模寫記之。分外有發生之意。登樓望空闊處氣韻。看雲采。即是山頭景物。李成郭煕。皆用此法。郭煕畫石如雲。古人云。天開園畫者是也。
23 李成の画の土坡の麓は数層にも重なって湿り厚くなっています。米元章は李光丞(李成)の子孫が、画のように末広がりに栄えたことを論じています。果して官になる者が最も多っかたのです。画にも風水があるということです。
  23.李成畫坡脚。須要數層。取其濕厚。米元章論李光丞有後代兒孫昌盛。果出爲官者最多。畫亦有風水存焉。
31 作画において用墨が最も難しい。まず淡墨を用い重ねていきます。適当なところまで重ねた後に、焦墨や濃墨を用いて道筋や遠近を画き分けます。そうしていけば生紙(加工していない紙)の上にはかなり墨のにじんで潤った所ができます。「李成は墨を惜しむこと金の如し」というのはこのことです。
  31.作畫用墨最難。但先用淡墨積。至可觀處。然後用焦墨濃墨。分出畦徑遠近。故在生紙上有許多滋潤處。李成惜墨如金是也。

写景
13 皮袋の中に画筆を入れておき、風景のよい所や、樹木が怪異に見える時は、すぐに模写して記憶しておきます。それは際立って生気を発します。高楼に登り、空闊の所に気韻があるのを望み、雲を看ればすぐに山頭の景物とすることができます。李成も郭煕もみなこの法を用いました。郭煕の画の石は雲のようです。古人の「天は図画を開く」とは、このことをいっているのです。
  13.皮袋中置描筆在内。或於好景處。見樹有怪異。便當模寫記之。分外有發生之意。登樓望空闊處氣韻。看雲采。即是山頭景物。李成郭煕。皆用此法。郭煕畫石如雲。古人云。天開園畫者是也。


9 山についての論に三遠があります。下からあい連なって断えない山の遠さを平遠といいます。近くから向こうへ両側の山が隔たり開いて相対する山の遠さを闊遠といいます。山より彼方にさらに遠景があるのを高遠といいます。
  9.山論三遠。從下相連不斷。謂之平遠。從近隔開相對。謂之闊遠。從山外遠景。謂之高遠
15 遠くの水面には波の痕が見えず、遠くの人の顔は目が区別できません。
  15.遠水無痕。遠人無目。

技法 熟絹礬法
27 紙に画くのは難しい。絹に画くには、礬水(どうさ)をうまくほどこせば、著筆するにも色を用いるにも好く、見た目ももよくなります。
  27.紙上難畫。絹上礬了好著筆。好用顔色。易入眼。
28 好い絹を霧吹きで湿らせ、石の上で眼匾を叩き平滑にします。そうした後に絹を枠に貼ります。礬水の法は、春秋の膠と明礬の割合を標準とすれば、夏には膠を多く明礬を少めに、逆に冬には明礬を多く膠を少めにします。

  28.好絹用水噴濕。石上槌眼匾。然後上幀子。礬法春秋膠礬停。夏日膠多礬少。冬天礬多膠少。

筆墨法
10 山水の用筆法を「筋骨相連」といいます。「有筆」と「有墨」の区別は、描いた筆跡を模糊とさせぼかすのを「有墨」といい、水筆にもかかわらず描線を乱さず線がはっきりしているのを「有筆」という。これは画家にとって重要な事であり、山石樹木ともにみなこれを用います。
  10.山水中用筆法。謂之筋骨相連。有筆有墨之分。用描處糊突其筆。謂之有墨。水筆不動描法。謂之有筆。此畫家緊要處。山石樹木皆用此。
31 作画において用墨が最も難しい。まず淡墨を用い重ねていきます。適当なところまで重ねた後に、焦墨や濃墨を用いて道筋や遠近を画き分けます。そうしていけば生紙(加工していない紙)の上にはかなり墨のにじんで潤った所ができます。「李成は墨を惜しむこと金の如し」というのはこのことです。

著色法
7 董源の土坡の麓には砕石があることが多く、それは建康(南京)の山の勢を描いたものです。董源の石は麻皮皴によっています。土坡の麓はまず側筆で辺の「皴」を画き、しかるのち淡墨で深く凹んだ個所を破ってくまどります。著色の方法もこれと大差ありませんが、石を著色するには色を重ねて重くします。
12 画石の妙は、藤黄(植物性顔料、ガンボージ)を溶かした水を墨筆に混ぜて使った時の自然な潤った色にあります。しかし多くは用いないように。多くすると筆が滞ります。時に螺青(植物性顔料、藍)を墨に入れると、また妙になります。石に淡い色をはく(呉装、呉道子の人物画法)のは見た目によく、墨に「士気」を生みます。
  12.畫石之妙。用藤黄水浸入墨筆。自然潤色。不可用多。多則要滞筆。間用螺入墨亦妙。呉妝容易入眼。便墨士氣。
29 著色は、螺青を石の上にはらい、藤黄を墨に混ぜ樹を画くと、甚だ色が潤い見た感じがよくなります。
  29.著色螺拂石上。藤黄入墨。畫樹甚色潤好看。
26.冬景は白地を借りて雪とし、山頭に薄く胡粉を暈(ぼか)します。
  26.冬景借地爲雪。要薄粉暈山頭。

畫樹
2 樹には四面(立体)がありそれぞれに幹と枝があるようにします。それは円く繁った様を取り出すためです。
  2.樹要四面倶有幹與枝。蓋取其圓潤。
3 樹には身分(すがた)があり、画家はこれを「紐子」(ねじれ)といいます。ほどよい転折の中に画きだせば、樹身はそれぞれ生き生きとしてきます。
  3.樹要有身分、畫家謂之紐子。要折搭得中。樹身各要有發生。
4 樹には下向きのもの上向きのものや疏なもの密なものがあい雑じるように。葉のある樹は枝が軟く、表にも後にもみな上向きの枝があります。
  4.樹要偃仰稀密相間。有葉樹枝軟。面後皆有仰枝。
11 一般にいって、樹木は空間を填めるためにあります。小樹と大樹、下向きのものと上向きのもの、前向きと背向き、濃いものと淡いもの、それぞれが互いに混雑することなく、繁った所の間に疎らな個所を置き、バランスを保つようにします。もしこれらの点が十分に満たされるならば、自然と筆法は備わってきます。
  11.大概樹要填空。(去聲)小樹大樹。一偃一仰。向背濃淡。各不可相犯。繁處間疏處。須要得中。若畫得純熟。自然筆法出現。

画石
6 石の真の姿は十歩遠ざかるとわからなくなります。石は三面(立体)を見ます。方円を用いる法は、方石を多く、円石を少くします。
  6.石無十歩眞。石看三面。用方圓之法。須方多圓少。
19 石を描く方法で最も重要なのは、石の形が悪くないことです。石には三面(立体)があり、上の面があれば左の面があり、いずれも面とすることができます。いざこれを画くに際しては、まず必ずそうした面を取っていきます。
  19.畫石之法。最要形象不悪。石有三面。或在上。在左側。皆可爲面。臨筆之際。殆要取用。
5 石を画く法は、まず淡墨で描きはじめます。そうすれば改め修正していくことができます。そして漸次に濃墨を用いるのが、石を画くこつです。
  5.畫石之法。先從淡墨起。可改可救。漸用濃墨者爲上。
12 画石の妙は、藤黄(植物性顔料、ガンボージ)を溶かした水を墨筆に混ぜて使った時の自然な潤った色にあります。しかし多くは用いないように。多くすると筆が滞ります。時に螺青(植物性顔料、藍)を墨に入れると、また妙になります。石に淡い色をはく(呉装、呉道子の人物画法)のは見た目によく、墨に「士氣」を生みます。

画山水
17 山頭には起伏と転換が必要であり、山脈はみなそれに順っています。これが山を活き活きと描く方法です。衆々の峰は亙いに御辞儀し合うようであり、万の樹木はあい従いあたかも大軍を領卒する如く、森然として犯すべからざる景色があります。これが真の山の形を写すことです。
  17.山頭要折搭轉換。山脈皆順。此活法也。衆峯如相揖遜。萬樹相從。如大軍領卒。森然有不可犯之色。此寫眞山之形也。
16 水は高い源から出て、上より下へ流れるものですから、決してその水脈を断ってしまってはならず、その活流の源を表現しなければならません。
  16.水出高源。自上而下。切不可斷脈。要取活流之源。
14 山水の中では、ただ水口が最も画くのに難しいのです。
  14.山水中惟水口最難畫。
20 山下にある水潭(深い水の流れ)を瀬(らい)といいます。これを画くと甚だ生意がでます。その四辺には樹を繁らせます。
  20.山下有水潭謂之瀬。畫此甚存生意。四邉用樹簇之。
18 山中の平地には屋舎を置き、水上には小舟を置いてよい。それによって生気が生じます。山腰には雲気を用いると、山の勢いに測ることの出来ない高さが現われます。
  18.山坡中可以置屋舎。水中可置小艇。從此有生氣。山腰用雲氣。見得山勢高不可測。
21 一木一石を画くにも、墨を自由に逸脱して用い、「士気」の気風があるようにします。しかしそれが少しでもわざとらしくなればただちに画工の流に陥ってしまいます。
  21.画一窠一石。當逸墨撇脱。有士人家風。纔多便入畫工之流矣。

画題−風水、図像、四季
22 ある場合には山水一幅を画くのに、まず画題をきめて、しかるのちに筆をつけます。もし画題がなければ、画は成りたちません。さらに春夏秋冬の景色を念頭におきます。春ならば万物は発生し、夏ならば樹木は繁茂し、秋ならば万象は蕭殺、冬ならば煙雲暗淡、天色模糊。これが画ければ最上の画家です。
  22.或畫山水一幅。先立題目。然後著筆。若無題目。便不成畫。更要記春夏秋冬景色。春則萬物發生。夏則樹木繁冗。秋則萬象粛殺。冬則煙雲黯淡。天色模糊。能畫此者爲上矣。
23 李成の画の土坡の麓は数層にも重なって湿り厚くなっています。米元章は李光丞(李成)の子孫が、画のように末広がりに栄えたことを論じています。果して官になる者が最も多っかたのです。画にも風水があるということです。
24 松樹が根を顕わしていないのは、君子が在野にある喩えです。雑樹は小人が崢エとしている喩えです。
  24.松樹不見根。喩君子在野。雑樹喩小人崢エ之意。
25 夏山欲雨の時は、水筆(水を含んだ筆)がいります。山の上に石があり、小塊がその上に堆積しているのを「礬頭」といいます。そこに水筆を用いてぼかしていき、淡い螺青を加えます。これは一般に秀潤な感じをだすのによく、ほどよい所で止めます。
26.冬景は白地を借りて雪とし、山頭に薄く胡粉を暈(ぼか)します。

山水画の法
27 山水の画法は臨機応変にあります。まず注意すべきは皴法が布置を雑にせず、遠近を相映させていることです。おおよそ一般に字などを書くのと同じで、熟達によって妙となります。紙に画くのは難しいのですが、絹に画くには、礬水(どうさ)をうまくほどこせば、著筆するにも色を用いるにも好く、見た目ももよくなります。まず画題を決めます。これが最上の作品といえます。古人が作画する時は、胸中が寛闊として、布置が自然です。古人の意趣に合すれば、画法はそれに尽きるといえます。
  27.山水之法。在乎臨機應變。先記皴法。不雜布置。遠近相映。大概與寫字一般。以熟爲妙。紙上難畫。絹上礬了好著筆。好用顔色。易入眼。先命題目。此謂之上品。古人作畫。胸次寛闊。布景自然。合古人意趣。畫法盡矣。
30 作画するにはただ「」の一字のみが最も緊要です。呉融850-903?の詩に「良工は善く丹青(絵画)の理を得る」とあるように。
  30.作畫只是箇字最緊要。呉融詩云。良工善得丹理。
32 作画の大要は、邪(よこしまなところ、作意)、甜(あまさ)、俗(洗練されていない点)、頼(粉本などに頼ること)の四個の字を去ることです。
  32.作畫大要。去邪甜俗頼四箇字。




黄公望 寫山水訣(原文)

1.近代作畫。多宗董源李成二家。筆法樹石。各不相似。學者當盡心焉。
2.樹要四面倶有幹與枝。蓋取其圓潤。
3.樹要有身分、畫家謂之紐子。要折搭得中。樹身各要有發生。
4.樹要偃仰稀密相間。有葉樹枝軟。面後皆有仰枝。
5.畫石之法。先從淡墨起。可改可救。漸用濃墨者爲上。
6.石無十歩眞。石看三面。用方圓之法。須方多圓少。
7.董源坡脚下多有碎石。乃畫建康山勢。董石謂之麻皮皴。坡脚先向筆畫邊皴起。然後用淡墨破其深凹處。著色不離乎此。石著色要重。
8.董源小山石。謂之礬頭。山中有雲氣。此皆金陵山景。皴法要滲軟。下有沙地。用淡墨掃。屈曲爲之。再用淡墨破。
9.山論三遠。從下相連不斷。謂之平遠。從近隔開相對。謂之闊遠。從山外遠景。謂之高遠。
10.山水中用筆法。謂之筋骨相連。有筆有墨之分。用描處糊突其筆。謂之有墨。水筆不動描法。謂之有筆。此畫家緊要處。山石樹木皆用此。
11.大概樹要填空。(去聲)小樹大樹。一偃一仰。向背濃淡。各不可相犯。繁處間疏處。須要得中。若畫得純熟。自然筆法出現。
12.畫石之妙。用藤黄水浸入墨筆。自然潤色。不可用多。多則要滞筆。間用螺入墨亦妙。呉妝容易入眼。便墨士氣。
13.皮袋中置描筆在内。或於好景處。見樹有怪異。便當模寫記之。分外有發生之意。登樓望空闊處氣韻。看雲采。即是山頭景物。李成郭煕。皆用此法。郭煕畫石如雲。古人云。天開園畫者是也。
14.山水中惟水口最難畫。
15.遠水無痕。遠人無目。
16.水出高源。自上而下。切不可斷脈。要取活流之源。
17.山頭要折搭轉換。山脈皆順。此活法也。衆峯如相揖遜。萬樹相從。如大軍領卒。森然有不可犯之色。此寫眞山之形也。
18.山坡中可以置屋舎。水中可置小艇。從此有生氣。山腰用雲氣。見得山勢高不可測。
19.畫石之法。最要形象不悪。石有三面。或在上。在左側。皆可爲面。臨筆之際。殆要取用。
20.山下有水潭謂之瀬。畫此甚存生意。四邉用樹簇之。
21.画一窠一石。當逸墨撇脱。有士人家風。纔多便入畫工之流矣。
22.或畫山水一幅。先立題目。然後著筆。若無題目。便不成畫。更要記春夏秋冬景色。春則萬物發生。夏則樹木繁冗。秋則萬象粛殺。冬則煙雲黯淡。天色模糊。能畫此者爲上矣。
23.李成畫坡脚。須要數層。取其濕厚。米元章論李光丞有後代兒孫昌盛。果出爲官者最多。畫亦有風水存焉。
24.松樹不見根。喩君子在野。雑樹喩小人崢エ之意。
25.夏山欲雨。要帶水筆。山上有石。小塊堆其上。謂之礬頭。用水筆暈開。加淡螺。又是一般秀潤。畫不過意思而已。
26.冬景借地爲雪。要薄粉暈山頭。
27.山水之法。在乎臨機應變。先記皴法。不雜布置。遠近相映。大概與寫字一般。以熟爲妙。紙上難畫。絹上礬了好著筆。好用顔色。易入眼。先命題目。此謂之上品。古人作畫。胸次寛闊。布景自然合古人意趣。畫法盡矣。
28.好絹用水噴濕。石上槌眼匾。然後上幀子。礬法春秋膠礬停。夏日膠多礬少。冬天礬多膠少。
29.著色螺拂石上。藤黄入墨。畫樹甚色潤好看。
30.作畫只是箇理字最緊要。呉融詩云。良工善得丹理。
31.作畫用墨最難。但先用淡墨積。至可觀處。然後用焦墨濃墨。分出畦徑遠近。故在生紙上有許多滋潤處。李成惜墨如金是也。
32.作畫大要。去邪甜俗頼四箇字。

                           于安瀾編『畫論叢刊』 中華書局 1977年本
                           ※冒頭の番号は『畫論叢刊』の行数です(秋月記)


TOP△



 元 黄公望 寫山水訣             2003年第1校   

琴詩書画巣 | 古琴の調べ | 中国絵画 | 詩・書 | 中国文人の世界 | 北京信息 | パリ信息 | リンク