活動回顧 | 第十五場·日本東京·玉堂琴社 | 四海琴心——紀念查阜西先生誕辰130周年琴人聯動雅集 (2025年7月13日記録動画公開)
2025年6月29日、東京郊外の日本庭園「彩翔亭」にて、査阜西先生の生誕130周年を紀念する雅集が開催されました。同時に、本雅集は、査阜西先生と深いご縁のあった坂田進一先生の三回忌、ならびに日本琴学の大家・稗田浩雄先生の一周忌を記念する追悼雅集としても開催されました。 本雅集は、年内まで地球規模で行われる「四海琴心」連続雅集の第15回日本編として東京・玉堂琴社が主催しました。会場には中日両国のほか香港やロンドンなどまさに「四海」の琴人が集いました。
茶室の床間に掛かるのは江戸期の文人・浦上玉堂の山水真蹟
1958年、査阜西先生は中国歌舞団副団長として日本を訪れ、その卓越した琴技は日本の観客に深い感動を与えました。当時、まだ十一歳だった坂田進一少年はその琴音に心を打たれ、その後、琴の道を志し、日本を代表する琴人となりました。この出会いは日本琴学の「第三の発展期」の始まりとも言え、その歴史的意義は計り知れません。 雅集の冒頭には、東京玉堂琴社社長・荒井先生が司会を務め、1958年の査先生日本訪問の背景や、坂田先生が琴音に感動して琴を志した美しい物語が紹介されました。 雅集中日双語ガイド 全12ページ(見開き琴譜付き)
本雅集は、査先生の日本訪問を紀念することを主軸に構成され、全体は三章構成となっています。 第一章|査阜西先生日本訪問演奏の再現 演奏曲目:『梅花三弄』『平沙落雁』『関山月』『瀟湘水雲』 冒頭の『梅花三弄』は、著名な笛簫奏者である昭和音楽大学の王明君教授と荒井先生による合奏。その音色は清らかで快活、雅集の序章を華やかに飾りました。
第二章|査阜西先生による日本琴学の調査 演奏曲目:琴歌『浪淘沙』(『東皐琴譜』より)、『梅枝』(『玉堂琴譜』より) 本章の冒頭では、荒井先生が、査阜西先生が訪日期間中に日本琴学、特に東皐心越禅師の琴派の伝承に注目し調査された経緯について回顧。それから半世紀を経て発展した日本近代琴学の成果、とりわけ坂田進一先生による『東皐琴譜』『玉堂琴譜』の研究成果、ならびに稗田浩雄先生の大作『近世琴学史考』の紹介がなされました。 『東皐琴譜』に収められた琴歌『浪淘沙』は、北宋の欧陽修の詞に基づくもので、荒井先生によって自弾自唱されました。譜面中には片仮名で記された「唐音」が用いられており、これは江戸時代の南京官話と浙江音が混じったものです。査先生は、琴歌演奏においてこの「郷談折字」の伝統を守るべきと特に強調されていました。 『玉堂琴譜』収録の『梅枝』は、坂田進一先生の研究成果によるものです。作者は江戸時代の文人・浦上玉堂で、琴を深く愛し、愛蔵した明代顧元昭作の「雲和」琴にある刻印「玉堂清韻」から自らを「玉堂琴士」と号しました。この曲は平安時代の「催馬楽」をもとに、千年前の唐風の旋律と日本語の歌詞を融合させたもので、荒井先生の吟唱演奏によって中日琴学融合の魅力が存分に表現されました。
第三章|茶会交流と査阜西先生を偲ぶ語らい
床間に掛け替えられた明代遺民・東皐心越禅師の墨宝
和菓子と抹茶を楽しんだ後、参加者は自由に琴を奏で、琴談を交わしました。 朱以維先生は、葉名珮先生と査阜西先生の逸話を簡単に紹介しました。 査阜西先生が葉名珮先生に贈られた結婚祝い――鴛鴦の置物
続いて、中国江西からの琴友による『流水』の演奏、東京の中西泰裕先生による琴歌『帰去来辞』の吟唱、
短いひとときではありましたが、琴に対する琴人たちの熱意と情熱は、今も脈々と続いています。先賢の遺風を受け継ぎ、琴の道を未来へと繋げていくことは、現代に生きる私たちの責任であり使命でもあります。
四海琴心——紀念查阜西先生誕辰130周年琴人聯動雅集 | 第十五場·日本東京·玉堂琴社 【日文版】 →活動予告(及 演奏者紹介) 活動回顧(及 雅集記録動画) 【中文版】 →活动预告(及 参演人员介绍) →活动回顾(及 雅集视频) |