1月13日(木)晴 北京の人工雪
12月20日頃から、13年続いていた北京の暖冬の記録(最低零下8度より下らない)を塗り替え、零下10度以下になりました。今年に入って雪が4回ほどあり、降った量はわすかですが今でもとけずに残っています。今は最低-7度から最高-4度ぐらいに暖かく!?なっています。
驚いたのは、先日の雪が人工の雪だったこと。
北京に人工雪、水不足で市が決行 (朝日コム)
北京では10日夜から12日まで今年4度目の雪が降り、町の中心部で5センチ積もった。この雪は、化学物質によって人工的に降雪量を増やしたものだった。交通機関などはマヒしたが、この冬は渇水が特にひどいため、市当局が決行した。
13日付の人民日報によると、人工雪を降らせるため11日午前5時、北京郊外の5カ所から気球約70個を上げ、ヨウ化銀を放出した。ヨウ化銀は、氷点下の湿った空気中で水蒸気を結晶させる役割を果たす。
その結果、11日は1日中、降り続き、列車のダイヤや高速道路の通行に影響が出た。積水潭病院には滑ってけがをした約200人がかつぎ込まれた。
北京の劉淇市長は11日午後、市職員や軍隊などに道の雪かきを指令、50万人が動員された。
(写真はわが部屋からのながめ)
中国ならではのやり方だと感心しました。
この後、何人かの北京人に、この前の雪は人工だったんだよね、と聞きましたが、一様に知りませんでした。北京に住んでいながら北京の情報が充分に伝わりにくいのも北京らしい。